福島交通
ゆのだおんせん
湯の田温泉
石川営業所から46分、東白川郡鮫川村大字赤坂東野にある終点です。
鮫川村の中心部を抜けた広畑から更に山に入ったところでバスは唐突に終点となります。湯の田温泉という名称ですが辺りには何もありません。道路脇に折返場所が設けられており、バスはそこで折返し待機となります。

バス停ポール。 一般的なものです。

(左:終点から石川方向・右:左写真の反対方向)
道は国道349号線ですが、この付近は狭くなっています。 元々は鬱蒼とした林に囲まれていたようですが、伐採作業が行われていました。 時折車が通り過ぎていきます。

砂利敷きの折返場所が設けられています。
現在では石川からの路線が残るだけですが、一時期には石川・浅川・塙から鮫川方面に向かう路線の車両がここに停められ、4台が置かれていたこともあるようです。
今では現地出退勤すらなく、営業所との間を回送となっています。

かつてはここに温泉旅館があったそうですが、影も形もありません。伐採作業のために石垣や石燈籠が露わになっており、ようやくその名残を感じさせる程度です。湯の田温泉の源泉はこの場所のようで、ポンプ小屋が見えます。一つ手前のさぎり荘バス停前に村営の温泉施設さぎり荘があり、入浴することができます。

(左:乗車した車両・右:運賃表)
乗車したのは元関東バスと思われるMK。運賃は石川営業所から1,020円でした。
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鮫川へ向かう路線はかつて複数あり、石川からだけでも数路線があったようですが、現在はここと塙からの路線を残すだけ。鮫川へと山間を走ります。行先には宝木経由の文字があり、主要な集落なのかなと思うと、集落手前にぽつんとバス停があるだけ。その先は林道のような道を走って官沢へ。近くには別の広い道もありますが、わざわざこの道を通るのは宝木と官沢を経由したいからなのでしょう(大昔は別々の路線だったものを再編したよう)。道少田から鮫川の市街地。抜けて終点の湯の田温泉へ。乗客はさぎり荘まで1人いただけでした。[18/1]

○周辺地図

2018年1月5日訪問
2018年5月31日公開

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