大船渡病院から46分、大船渡市三陸町越喜来にある終点です。
元々、崎浜線の終点はこの1つ先の北里大学バス停で、北里大学の三陸キャンパス内にバス停がありましたが、震災後同キャンパスの閉鎖が続いているため、運行再開した崎浜線はこの烏頭が当面の終点となっています。 海沿いの崎浜集落から、山側に登ったところに烏頭バス停があり、バスはその先の交差点で折返します。


バス停ポール。新しいポールが使われていました。
・・・あれ?「鳥」頭になってますねぇ?「烏」頭が正解なんですが。


(左:バス停から崎浜・三陸町方向・右:バス停から北里大学方向)
坂の途中にバス停があります。終点の道路はだいぶ改良されていますが、 ここから崎浜の中心部方面へは少し狭くなっています。到着したバスはもう少し先へと進みます。


バスの折返しは坂の上の交差点で行います。 発車までの時間は路肩でしばらく待機します。


(左:折返地点から北里大学方向・右:折返地点からバス停方向)
北里大学方面へは林が続いていますが、途中には大学生のためのアパートがあったりします。


バス停近辺にも小さな集落には似合わないアパートが建っていますが、 キャンパスが閉鎖されているからか、人気はあまりありませんでした・・・


折返の待機時間の間に、北里大学のキャンパス方面へ行けるだけ歩いてみました。 意外と距離があり、とりあえず途中で校舎が見えたのでそこで写真を撮って戻りました。


(左:崎浜バス停付近・右:三陸町中村バス停付近)
崎浜地区では高い堤防がありますが、その堤防を越えたのか、海に近いあたりは家の土台だけが残る状態。 三陸町中心部は破壊された水門が残るだけの草原になってしまいました。


(左:大船渡三陸道路走行中・右:運賃表)
三陸町と大船渡市街地の間は、新三陸トンネルを経由。同トンネルから大船渡東ICまでは 地域高規格道の大船渡三陸道路を走行します。三陸自動車道の一部でもあり、一般路線車で高速走行をするような気分を味わえます。
運賃は始発の大船渡病院から900円。三陸町に入るといきなり上がります・・・

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大船渡病院から三陸町へ。三陸鉄道の運休が続く中、この区間の足を担うのは臨時運行の釜石大船渡線・吉浜線とこの越喜来線です。震災前は崎浜線という名称だったはずなのですが・・・。途中、越喜来浦浜では一旦国道上のバス停を経由し、砂子浜方面のバスと連絡することも。ここまでの区間は利用が多く、大船渡行きのバスが来ると、待っている乗客が次々乗り込んでいきます。 三陸町の中心部には津波で壊滅した市役所支所の建物が残っておりバス停の名前も変わらず「三陸町支所前」。公共施設はすぐ近くに仮の建物を設け対応しているようです。 所通〜中村間は何もなくなった市街地の中を進みます。途中には仮設商店街が出来ており、少しずつですが復興に向かって歩んでいます。中村からはリアス式の海岸線に沿って崎浜へと向かいます。


○周辺地図


2012年6月23日訪問

2012年12月13日公開

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