大曲バスターミナルから44分、大仙市南外にある終点です。
山間の終点で、平日のみ1本だけの中山線のバスがやってきます。 バスは集落内を走り、国道105号線との合流地点の手前にバス停があり ます。 大昔にはここを通り、大曲と本荘を結ぶ路線があったようです。


バス停ポール。※カーソルを乗せると08年訪問時の写真が表示されます。
朝の大曲行き、夕方の滝の沢橋行き、それぞれ1本ずつの運行となっており、羽後交通の一般路線の中で最も訪問しづらい終点ではないでしょうか。


終点から金屋・大曲方向。※カーソルを乗せると08年訪問時の写真が表示されます。
集落内を狭い道が続いています。金屋手前の及位付近までこのような狭い道が続きます。


(左:終点付近から105号線大曲方向・右:終点付近から105号線本荘方向)
2車線の国道105号線。本荘方面へ矢立峠を越えると現在もバス路線の残る中田代へ抜けられます。
到着したバスは折返場所は使用せず、そのまま105号線を大曲方面へ回送していきます。


終点から国道105号線を少し本荘方向に向かったところにある橋。
この橋の名前が「滝の沢橋」。 バス停の名前はこんなところから来ていたんですね。


中山線の滝の沢橋系統独自の区間にも狭隘区間が存在。
及位付近から終点にかけて狭い道が続いています。


(左:乗車した車・右:運賃表)
現在運行されている中山線の場合、なぜか「中山滝の沢」という幕になっています。 旧南外村には滝の沢という集落が別にあるのですが・・・


2008年訪問時の滝の沢橋。当時は南外線の滝の沢橋系統があり、 日中でも訪問が出来ました。
廃止直前の3月の訪問です。


(左:終点付近から105号線大曲方向・右:終点付近から105号線本荘方向)
滝の沢橋のバス停から直進し、 国道を越えたところに折返場所が設けられていました。 現在ではただの空き地ですが、当時は1日数本のバスが折り返しに使用していました。


折返場所にて待機中の104号車。
「南外・滝の沢橋」の方向幕が懐かしいです。


折返場所からバス停方向。
バス停のほうが低い位置にありますね。


南外線の車両と運賃表。
104号車はこの路線の他、大坂への訪問でも乗車した思い出のある車両。 元小田急の5Eのなかでは後の登録だったこともあり、長く活躍してもらえるだろうと思っていたら、2011年には廃車になったようです。
手書き運賃表は大曲や横手でよく見られたのですが、この運賃表も思い出になってしまいました。

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中山線は小出沢までの便が中心。平日ダイヤの朝晩の1便ずつだけが、旧南外村の滝の沢橋までの運行となっています。 夕方にの大曲バスターミナルに「中山滝の沢」の幕を掲げた車両が到着。 「中山」の注意書きがあるのは南外経由の滝の沢橋行きがあった名残。 貸し切り状態でバスターミナルを発車。日が長い時期ですが、それでも夕暮れの迫る時間帯。小出沢を過ぎると旧南外村への境、矢向トンネルを抜けます。中山線の一部が延伸し、大曲と南外を結ぶようになったのは1998年から。ずっと1日1便ずつの運行が続けられてきました。かつて運行されていた大曲〜本荘線は南外・中山どちらのルートのでしょうね? トンネルを抜けると間もなく金屋。南外線のルートと交差します。 及位付近から終点滝の沢橋までは国道から離れ、狭い集落内の道を走ります。滝の沢橋に到着したバスは、すぐに営業所へと回送していきます。
2013年4月改正にて、土曜日も運休となりましたが、9月末の廃止まで運行を続けます。[12年7月訪問]


○周辺地図


【路線紹介:南外線滝の沢橋行き】
南外線は大曲BTから神宮寺・南外総合支所・金屋を経由して岩倉温泉・荒又または滝の沢橋に向かいます。
金屋から先、終点滝の沢橋までは中山線も同じルートで走っています。 金屋の交差点を右折し、及位までは国道を走りますが、及位の先で集落内のほうへ入っていきます。 終点の滝の沢橋まで狭い道を延々走って行きます。


2008年3月23日・2012年6月30日・7月14日訪問

2012年12月14日公開
2013年4月23日更新

南外線は2008年3月31日の運行をもって金屋〜滝の沢橋間が廃止となりました。

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