大船渡病院から32分。大船渡市赤崎町にある終点です。
震災後に県立病院佐野線・長崎線のルートを変更した外口線の終点です。海沿いの集落にバス停があり、到着したバスは少し先の回転地で折返します。


バス停ポールと折返場所の看板。
年季の入ったポールが使われています。回転地には「外口変換場所」なるポールが設置されています。


(左:バス停から大船渡方向・右:折返場所から合足・綾里方向)
大型バスには結構大変そうな狭い道が続いています。震災前はこの先合足までが長崎線でした。外口線はこの場所で終点となり、合足方面には県道バイパスの清水合足トンネルを抜けて合足・綾里へ向かう綾里線が運行されています。


折返場所。
半円状の回転地が設けられています。以前は中型車ばかりであったはずですが、大型車も十分に折返しができます。


(左:12年7月撮影・右:07年5月撮影)
のどかな海岸。この付近の集落は高台であり、湾がまだ広い場所であるためかあまり被害はなかったようです。ただ、地盤沈下したのか、以前撮った写真と比べると岸壁が沈んでいるように感じます。


12年7月訪問時の車両はKC−のキュービック。 廃止代替の車両が走っていた頃からすると変わったなぁ、という印象。


初めての訪問は07年5月。貸切カラーのトップドアLR。
当時の長崎線は大船渡市から委託を受けた廃止代替路線。こういった貸切登録の車両が用いられていました。

−−−−−

長崎方面への路線は、震災後は綾里線・外口線の2路線となっていましたが、統合し、日中の外口止まりの便がなくなると知り、せっかくだからと訪問。 綾里に行ったときには経由しなかった陸前赤崎駅近くの後の入仮設住宅へと入ります。 その先は昔の長崎線と同様、狭い道の続く長崎地区を抜けると外口です。
12年8月11日より、綾里外口線の運行が開始され、外口発着は朝夕にそれぞれ1便のみとなり、それ以外は外口経由の綾里発着となっています。


○周辺地図


【路線紹介・長崎線(外口まで)】(07年5月現在)※震災後大きくルートが変更されていますがそのまま掲載しておきます。
長崎線は権現堂から盛駅・須崎・赤崎・永浜・長崎を経由して外口、合足に向かいます。
権現堂を出ると、大船渡の中心部を通って須崎に行くわけですが、大船渡駅前から左折して港を通り、須崎に出ます。須崎から中央通り。ここで右折。橋を渡り、太平洋セメント前。以前は橋工事のため、佐野橋へ迂回運行していました。県道9号線を進みます。下永浜を過ぎ、下蛸ノ浦から旧道区間。リアス式海岸のアップダウン・S字カーブも少しあります。行き先表示は長崎ですが終点はその1個先の外口です。


2007年5月5日・2012年7月28日訪問

2007年8月4日公開
2014年3月5日更新

バスの終点へ戻る
トップへ戻る