福島交通
こうげんほてるまえ
高原ホテル前
白河駅前から48分、西白河郡西郷村大字真船にある終点です。
廃業した那須甲子高原ホテルの敷地内にバス停があります。到着したバスは狭い通路を抜け、ホテル正面のスペースで待機します。 夏季はここまでの運行ですが、冬季は一つ手前の新甲子で終点となります。かつては通年で高原ホテルまでの運行だったそうですが、廃業後除雪が行われなくなったため、冬期間は新甲子まで短縮されています。

バス停ポール。
一般的なものです。時刻表は甲子線独自のものになっています。 冬季はみやま荘まで、という注意書きがありますが、みやま荘というバス停はありません。新甲子のバス停前にみやま荘という旅館があり、その敷地内で待機するための表記のようです。

(左:終点から白河駅方向・右:終点から下郷町方向)
国道289号線に終点があります。交通量は多く、多くの車が通り過ぎていきます。甲子道路完成までは静かな温泉場だったそうですが、通過交通が増えてしまった今では宿泊者も減少し、多くのホテルが廃業してしまっています。 一般路線はここまでの運行ですが、シーズンには白河・大内宿線が運行され、この先下郷町の大内宿まで運行されます。

廃業した那須甲子高原ホテル。
この付近は「新甲子温泉」ですが、更に奥には「甲子温泉」があり新甲子温泉はそこから引湯したものが最初とのこと。現在も営業している五峰荘やその別館、みやま荘では自家源泉が掘られています。

(左:乗車した車両・右:運賃表)
乗車したのは自社発注のMJ。運賃は820円でした。
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白河管内の土日祝日運行路線は多くないのですが、この甲子線は唯一西郷村方面に向かう路線。白河の市街地を抜け新白河駅高原口へ。二中入口から狭い路地を抜けます。乗車はなくイオンを経由し国道号線へ。しばらく国道を走りますが、手前から右折。自衛隊前を通り川谷局前の手前で再び国道に合流。川谷を過ぎると山を登っていきます。キョロロン村などの観光施設を過ぎて、新甲子。高原ホテル前が終点ですが、廃業したホテルの前が終点。かつてそのホテルで働いたこともあるという乗務員氏が、いろいろ教えてくれました...。[19/04]

○周辺地図

2019年4月29日訪問
2019年9月14日公開

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