=2019年5月31日路線廃止=
(釜石市にこにこバスに移行)
上大畑から58分、釜石市大字平田にある終点です。
平田からリアス式海岸に沿ってしばらく走り、まとまった集落のある尾崎白浜を過ぎて、さらに峰を越えて到着するのが佐須の集落です。平田からは20分ほど、バスは公民館の前で折返します。
バス停ポール。
交換されていましたが、色が落ちています...。
(左:終点から平田、釜石方向・右:左写真の反対方向)
バスは山側から下り、海まではまだ距離のある公民館の前が終点です。
以前はここから海側は家の基礎だけが残るような状態でしたが、少しではありますが新しい建物の姿も見えました。
公民館前のスペースに入り、折返します。
全員無事はまだ残っていました。(右は2011年)
朝の便は佐須への新聞輸送を行っていました。震災前は回送車で行っていたようです。
以前は尾崎白浜でも受け渡しがありましたが、2019年現在は佐須のみになっています。(写真は尾崎白浜)
リアス式海岸に沿って走るため、途中には狭隘区間も。とはいえ大分改良が進みました。
尾崎白浜〜佐須間には急坂とバスがギリギリ走行できるトンネルもあります。
発車までは20分ほどです。
(左:2019年1月乗車時の車両・右:運賃表)
久しぶりの佐須はやっぱり青銀LR。かまいしまるごとコミュニティバスとして運行されており、運賃は始発の上大畑から500円、釜石駅前から300円でした。
2011年9月訪問時。
初めてバスで佐須を訪れました。消防倉庫はまだなく、公民館前のスペースで転向していました。教育センターを起終点とするワンコインバスとして運行されており、運賃は100円、教育センターからは37分(大平経由)でした。
古びたバス停ポールが使われていました。
(左:終点から平田・釜石方向・右:左写真の反対方向)
当時の周辺の様子です。
-----
震災後、釜石市内の時刻表を見ると往復の乗車ができるようになっていた佐須線。
代わりに大石行きの往復乗車がし辛くなっていましたが・・・
なかなか行きづらかった岩手沿岸へ重い腰をあげて向かったのは2011年の9月。
沿岸部の景色は様変わりしていました。
出発地は釜石駅近接の教育センター。オリジナルカラーのLRが待機していました。
当時はワンコインバスで1回100円の運賃。以前はバイパス経由だった大平地区が旧道経由の他で運行されていたほかは震災前とほぼ変わらない経路でした。
平田から先はリアス式海岸に沿ったグネグネした道を走行。しばらく走ると尾崎白浜。さらに峰を越えると、終点佐須に到着します。
◎2006年訪問時
(左上:佐須バス停付近・右上:漁港へ下る道)
(左下:佐須漁港手前・右下:佐須漁港)
2006年当時、佐須へは折返し乗車できるダイヤではなく、
この時はどんなところだろうと気になり乗用車で佐須へ連れて行ってもらいました。
現在は津波被害により様変わりしていますが、上の写真と比べれば大体の位置がわかると思います。
○周辺地図
2011年9月23日・2019年1月5日訪問
2013年2月20日公開
2019年6月3日更新
佐須線は2019年5月31日をもって上平田〜佐須が廃止となりました。
翌6月1日より釜石市にこにこバス尾崎白浜・佐須線が上平田(みずかみ平田店)〜佐須を運行します。
バスの終点へ戻る
トップへ戻る