盛駅から59分、陸前高田市矢作町にある終点です。
運休の続くJR大船渡線の仮復旧として運行を開始した大船渡線BRTは
陸前高田〜気仙沼間が海沿いの国道45号線経由のため、経由しない竹駒・陸前矢作へは枝線を運行して対応しており、その枝線の終点が陸前矢作です。
鉄道の陸前矢作駅とは直線距離で600mほど離れている、国道343号線上にBRT駅があり、毎時1本程度のバスがやってきます。
13年4月26日より回転地及び駅舎(待合室)の供用が開始されました。
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駅名票と時刻表
待合室が設けられている他の駅と同様、風よけのプラ壁にシールが貼られています。隣の駅が記載されているのが、わずかながら「鉄道」を感じさせます。時刻表は待合室内にのみ取り付けられていました。
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(左:終点から陸前高田・盛方向・右:終点から大東・一関方向)
集落は元々の道路に沿って出来ているため、国道沿いには民家はあまり見られず。
国道上にBRT駅があった頃は、矢作の中心とも少々距離があり、なぜココを終点にしたのかは少々疑問でしたが、
今思えば、回転地の設置の都合があったのでしょうね。
右写真は回転地供用前の写真で、現在は右手の住宅の手前が回転地となっています。
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ポールだけだった頃に比べて断然立派になったBRT駅。
バスが停まっている側が乗車場所、反対側が降車場所となっています。
降車場所と乗車場所の間に、トイレ、待合室が設けられています。
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(左:路上ポールの名残・右:回転地の土留め)
路上にポールが設けられていた頃は手前の黄色い舗装のあたりに高田方面のポールが、奥の縁石が切り欠かれている部分に降車ポールがありました。
回転地の土留めの杭には専用道と同じく、レールが使われていました。
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すぐ近くには神社が。
近隣には似たような神社が何社かあるようです。
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BRT駅から5分ほど国道を一関方向へ歩くと高台から鉄道の陸前矢作駅を望めました。
写真中央付近にホームが見えるのですが・・・
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乗車したのはブルーリボンハイブリット1801号車。
「陸前矢作」の行先表示でわかるとおり、陸前高田始発便です。
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2013年3月、BRTでの仮復旧当日に訪れた陸前矢作。
このときはまだ、路上にポールが設置されているだけの終点でした。
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当時の折返場所。
陸前矢作での折り返し時間でも探したのですが、
折返場所は見つからず。いったいどこまで回送しているのか疑問だったのですが、
BRT陸前矢作駅から5kmほど離れた駐車帯に停まっているのを発見。別路線に乗車中に撮影しました。
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BRT駅で待機中のバス。
普通、路線バスだと結構ぎりぎりにやってくるものですが、
10分ほど早めにBRT駅につけていました。
右手の大船渡線はそのまま残っていますが、
もう少し海側へ行くと線路どころか、一部の築堤すらもなくなっています。
復旧はいつになるでしょうか。
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(左:3月訪問時に乗車した車・右:「支援ありがとう」の看板)
乗車したのは日野のハイブリットワンステ。こんな車に岩手で乗ることになるなんて・・・
バス停の脇には「支援ありがとう」の木製の看板が立てられていました。
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2013年3月2日。大船渡線は気仙沼〜盛間はBRT(バス高速輸送システム)によって仮復旧しました。
枝線となる陸前矢作へ向かうバスに新設された高田病院から乗車。何人か乗っていましたが
ほとんど陸戦高田で下車。残ったのは私とバスファンと思われるもう1人。
竹駒でも乗降はなく陸前矢作へ到着しました。JRのパンフにあった「BRTの特徴」には等間隔で使いやすい、というような記述がありましたが、
大船渡線の場合、陸前矢作便と気仙沼便が入り混じっており、等間隔というわけではないように思うのですが。とにかく運行は始まったばかり。不便なところは直して使いやすい交通機関になってくれれれば、と思います。[13年3月訪問]
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