秋田市北部予約式乗合タクシー試験運行レポート

2007年9月1日から9日にかけて上新城・下新城・小友・堀内の4路線を運休し、
予約式乗合タクシーの試験運行が行われました。その様子を報告したいと思います。

訪問日は9月2日(日)です。


予約式乗合タクシーの下新城コース(黒川・小友方面)・金足コース(堀内方面)は飯島北が乗り継ぎ拠点。
バスに混じって、ジャンボタクシーが停車しています。

今回は、金足コースと下新城コースに乗車しました。
ちなみに上新城コースの乗り継ぎ拠点は組合病院です。

車内掲示のポスター。
周知の徹底がされておらず、困惑するお客さんも見られました。

上新城・小友・堀内線は飯島北まで、上新城線は組合病院までの運行となっていました。
行先幕は各路線の行き先でフロントのところにそれぞれ(写真の場合は組合病院)の掲示をして運行していました。

県立博物館行きも飯島北までの運行。
どうでもいいですが「組合病院」に比べ「飯島北」のほうが安っぽい印象を受けます・・・

飯島北にはこんな停車地の看板が置かれていました。

では、予約式乗合タクシー乗車レポート。
まず最初は金足コース。ルートですが、バスの通らないようなところを回っていただいたような感じ。
まず追分方面へ進み中野二区(パチンコ屋とラーメン屋のあるところ)の交差点を右折。下新城線の堰場に出で、県道41号線との交差点を左折。堀内まで進んで集落内に入り、岩瀬の回転地、さらに先に進み普通のバスでは入れないような狭い道を抜け、岩瀬北に着きます。

写真は終点の岩瀬北。潟上市昭和との境界近くまで来ます。

電柱に停車地の表示が張られています。新規の停車地はほとんどが電柱でした。

写真奥には昭和男鹿半島ICが見えます。

ジャンボタクシーにはこのようなステッカーが貼られていました。

岩瀬北からの帰りは堀内線とほぼ同じでしたが、金足地域センター、追分駅前を経由したような感じ。

続いて、下新城線。
バスが区間運休になっていることを知らなかった方がいたため、小友経由に。
一旦、今村病院まで行き、奥羽線の踏切を越えます。バスが無かった長岡地区を通り、青崎本村。
あとは上小友まで路線バスのルート。県道41号まで戻ってきて福田へ抜け、後は内畑まで一直線。

路線バスが走っている区間では、このような掲示の仕方をしていました。
路線バス廃止後の現在でも中央交通のポールを残したまま、似たような案内をしています。

広い折返所もジャンボタクシーでは持て余し気味です。

帰りは黒川の集落内・片田の集落内を走り、堀内の高岡に抜けて堀内線のルートで飯島北に戻りました。


2008年4月1日からは路線バス廃止に伴い、乗合タクシーの本格運行が始まりました。
飯島の乗り継ぎ拠点は飯島北から飯島二区(上飯島駅前)に変更、
当初公募型プロポーザル方式での契約を予定していた運行業者も、採算が合わないなどの理由で、
結局1社(その1社も辞退)しか応募が無く、結局随意契約でキングタクシーが運行しています。

地域の大切な交通手段には変わりありませんので、それさえも無くならないように多くの方が利用してくれることを願います。


2007年9月2日取材

2008年12月20日公開

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