船引駅前から51分、双葉郡葛尾村大字落合にある終点です。
葛尾村の中心部、村役場や葛尾中学校にも近い落合地区に終点があります。県道50号線に折返場所があり、到着したバスはそこに入って乗降となります。

バス停ポール。
福島交通の一般的な仕様です。

（左：終点から船引方向・右：左写真の反対方向）
落合の名の通り、各方面からの道が合流する地点です。村の中心部となっていて、目の前には村民の交流を行う、「復興交流館あぜりあ」もあります。

バス2台程度が入るスペースがあります。現在の落合バス停は村営バス用として整備されたもので、2006年の福島交通の撤退までは同一地点に「落合車庫」バス停が置かれ、三春方面路線と村内路線と連接点になっていました。 2006年以降は村営バス同士の連接点となり、震災後は全村避難のため運休、2017年に船引からの路線を延伸する形で福島交通の運行が復活しています。

奥には待合所と公衆トイレを一緒にした建物が設置されています。「村営バス待合所」の看板も出されていました。

復興交流館あぜりあ。落合バス停の真正面に位置します。

発車までしばし待機となります。

（左：乗車した車両・右：運賃表）
乗車したのは自社発注のMK。運賃は上限運賃となっているようで、始発の船引駅前から800円でした。

福島交通の路線が復活した葛尾村。以前は三春からの路線でしたが、すでに廃止されており、船引からの路線を延伸した形。終点の落合はかつての落合車庫と同一地点。昔は地主が賃料をもらってくれず、代わりに正月に酒一升を持っていったものだ...と乗務員氏が昔を懐かしむように語ってくれました。