但沼車庫前から33分、静岡市清水区大平にある終点です。
興津川沿いの県道196号線を走り、この終点へと到着します。 舗装された折返場所が設けられており、発車までしばらくの間待機します。 周辺には静岡らしく茶畑が見られ、近くには製茶工場があります。


バス停ポールと折返場所の看板。
ポールには静岡市としずてつジャストラインが併記されています。 折返場所の看板は折返場所の向かい側に設置されています。看板には「静岡鉄道」の文字が。自主運行バスになる以前から設置されているものなのでしょう。


(左:終点から但沼方向・右:左写真の反対方向)
この先にも集落があるようですが、この先の道が狭いためか、ここが終点となっています。 ここまでくる道筋にも狭い区間があるのですが・・・
県道196号線は名称上山梨県へと続いていますが、県境部分は通行不能となっているため、実質行き止まりとなっています。ここまでくると交通量はほとんどありません。


3台が停められる「反転地」。
夜間には2台が格納されます。自主運行バスで使用される車両は但沼車庫または各終点に格納されることになり、検査等がなければ所属の西久保営業所に戻ることは無いようです。


バス停の脇から興津川を渡る小さな橋への道が延びています。
対岸には製茶工場があります。


橋の上から興津川下流。
山奥の日暮は早く、日没時間にはまだ少し早いながら、辺りはどんどんと暗くなっていきました。


かつては屋根がかかっていたという反転地。
その頃はどんな景色だったのでしょうか。


(左:大平発車前・右:県道196号線狭隘区間)
折り返しは西里温泉経由。わずかながら飛び出し区間があります。
途中の狭隘区間。2車線の区間とこういった狭隘区間が交互に続きます。 トラックとの離合に苦労するシーンも見られました。


(左:乗車した車両・右:運賃表)
乗車したのはKC−LR。自主運行バスではこのタイプの車両がメインで使われます。
運賃は但沼車庫前から590円でした。

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但沼車庫前から最後に乗車したのは大平系統。
他に2名の乗客を乗せて発車。この日何度も通った高瀬へ。両河内の中心、和田島を通過。 両河内の名前は大平系統が向かう「河内」、板井沢系統が向かう「中河内」を合せて「両河内」と言うようです。 途中で折り返す便がある土を通過。河内で但沼からの最後の乗客が下車。 道は狭くなったり広くなったりしながら続きます。バスは終点の大平に到着。 20分少々の折返し時間。暗くなりつつある風景を見ながら過ごしました。[14/12]


○周辺地図


2014年12月27日訪問

2015年4月7日公開

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