葛巻駅から35分、岩手郡葛巻町江刈にある終点です。
国道340号線から別れ、牧草地が広がる高原地帯に終点があります。 周辺には人家はほとんどなく、牧場が点在しています。バス停の先に回転地が設けられており、到着したバスはそこで折返します。


バス停ポールと回転地の看板。
06年の訪問時に古かったバス停ポールは、12年の訪問の際には新しいものに取り換えられていました。 回転地の看板はやたらと消した後が多いです。
※カーソルを乗せると06年訪問時のポールが表示されます。


(左:終点から荒沢口・葛巻方向・右:左写真の反対方向)
川沿いに細い道が続いています。バス停の奥へ進んでいくと平庭高原や岩泉町方面に出るようですが・・・


バス停の奥にある回転地。
半円状の回転地が設けられています。国鉄→JRバスの終点には バスが後退しなくてもいいような形の回転地が設けられていることが多いですね。


周辺は川向に数件の民家があるだけです。


フリーバスの看板。JRバス東北では一部でフリーバスが行われているようですが、
車内放送ではアナウンスしないため、どこからどこまでがフリー区間なのかいまいちわかりません。


大平橋のバス停名の由来はこの橋のよう。
川向にある数件の家のために架かっている橋ですが、この名前からバス停名がつけられたようです。
※カーソルを乗せると銘板が表示されます。


(左:旧馬渕小学校・右:沿線風景)
荒沢口から終点大平橋にかけては牧草地が広がります。畜産が盛んなのでしょう、畜舎も多く見られます。 馬渕小学校は06年の訪問当時は現役の学校でしたが、08年に閉校しています。 こういう木造校舎を見つけるとつい写真に収めてしまいます。


発車を待つ葛巻行き。


06年訪問時の大平橋。当時葛巻町内では写真のKC−のキュービックが限定で使われていました。
かつて、岩泉まで直通していたJRバス沼宮内線ですが、この当時は葛巻からここ大平橋まで平日3往復の運行。 上下1便ずつが上荒沢口まで入り、水曜日は岩泉町民の通院のため岩泉町民バスが国境峠を越え、上荒沢口まで乗り入れており、 そのため水曜日だけは、上荒沢口で乗り換えれば葛巻から岩泉までをバスで行くことができました。現在でも岩泉町民バスの 乗り入れは行われていますが、葛巻側では上荒沢口へ向かうダイヤはなくなっています。

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久々の訪問となった大平橋。いつ廃止になってもおかしくないと思っていましたが、 平日のみの運行ながら本数は大幅に増発。葛巻行きが6便、大平橋行きが5便の運行。 利用者も意外とおり、なんと終点まで乗車した方も。葛巻病院への通院バスとして利用されているようで、乗車カードの提示で 無料で乗車できるとのこと。路線バスの維持のためにこういった手法がとられているようです。[12年11月訪問]


○周辺地図


【路線紹介・沼宮内線】
沼宮内線は沼宮内から葛巻を経由し、岩泉に至る路線でした。 現在、上荒沢口〜岩泉(正確には名目入)間が廃止、沼宮内〜葛巻間は一般便がなく、 すべて盛岡〜久慈間の「白樺号」となっています。ここで紹介するのは葛巻〜大平橋間です。 葛巻から途中上荒沢口までは国道340号線を走ります。上荒沢口に入る便は現在なくなっています。 荒沢口から左折すると県道202号線。左折してすぐ左側には馬渕小学校(現在閉校)があります。 この先にはほとんど人家はなく、牧場が点在しています。途中から1車線になりしばらく行くと終点大平橋です。


2006年12月23日・2012年11月1日訪問

2007年1月16日公開
2007年7月10日路線紹介追加
2012年12月18日更新

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