=2008年3月31日路線廃止=
(久慈市代替バスに移行)



久慈駅から70分、久慈市山形小国にある終点です。
2つも峠を越えて、よく人が住んでいるなぁ、と思うような所までやってきます。
集落の外れに回転地があり、1日2往復のバスがやってきます。



(左:バス停ポール・右:回転地の看板)※カーソルを載せると06年訪問時の写真になります。
小国線は廃止代替バスのためか、JRバスのポールに取り替えられることなく、
国鉄バス時代からのダルマポールを使っていました。
回転地の看板はいったいいつから使っているものでしょうか。



(左:終点から陸中山形方向・右:左写真の反対方向)
メインの集落からは橋を渡ったところに回転地がありますが、 更に奥にも住宅はあるようです。
小国駐在の便が設定されており、 回転地とは別に集落内に乗務員さんの仮眠施設があったようですが、 私には発見できませんでした。



久慈から1時間半も乗っていると、ものすごく山奥に来た感じがします。(実際来てますが)
極限のローカルバスといった感じでしょうか?JRバスだからこそ感じる独特の雰囲気がありました。



峠を二つ越える間にはのどかな狭隘区間も。
交通量は少なく、殆ど他の車と行き会うことはありませんでした。



06年訪問時。
12月末には山間のため降雪がありました。



08年3月訪問時はエルガミオ397号車。
運賃支払い方法の都合上、小国に入れる車は決まっており、
この車も小国線のダイヤに入るようになっていました。



(左:金庫の交換・右:廃止のお知らせ)
小国線の陸中山形以遠は久慈市の廃止代替バスとしての運行でした。 運賃自体は連続して計算するものの、陸中山形で一旦精算する独特の支払い方法でした。 廃止代替区間の運賃を分ける為に、陸中山形で金庫を交換していました。 運行中に金庫を入れ替える・・・というのは他では見られない光景ではないでしょうか。

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旧久慈市内の廃止代替路線は普通に回数券も使えましたが、この小国線は旧山形村ということで少し 手法が異なっていたのでしょうね。陸中山形以遠の乗車は少なかったのですが、08年3月訪問時は 久慈〜陸中山形はそれなりに乗車があったように思います。


2006年12月26日・2008年3月27日訪問

2007年1月14日公開
2012年4月10日更新

陸中小国線は2008年3月31日の運行をもって廃止となりました。
4月1日からは久慈市代替バスが陸中山形〜陸中小国を運行します。

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