雄和ＢＴから５６分、秋田市雄和萱ヶ沢にある終点です。 バスは萱ヶ沢から狭い道を延々走って来ます。非常に山深いところです。 雄和循環バス「ユーグル」は、旧雄和町内の路線廃止に伴い運行開始され、雄和地区を行ったりきたりします。 ここは廃止の代替ではなく新規に開通したところで、バスが来るようになったのはごく最近のことです。 以前は隣の由利本荘市大内町に出るほうが近かった、といいますから、町外れにもほどがあります。 基本的にユーグルは循環路線なので発着地は基本的に雄和ＢＴなのですが、中ノ沢はここを終点としています。 バスは公民館の前に止めています。

バス停ポール。ユーグルはこのようなポールを使っています。「中ノ沢会館」となっています。 「中ノ沢」とどちらが正しいのか・・・ ※秋田市マイタウンバスになった後は、「中ノ沢会館前」と記されています。

右：バスの回転場所は公民館のようなところ。右側の体育館からすれば、昔は分校があったのかもしれません。 左：バスは右側の方から来ます。左奥の道を数キロ行けばまだ集落があります。

バスはこのような狭い道を走ってきます。そのためこの路線は小型車の限定運用となっています。 この山奥の終点からさらに自転車で奥へ向かう人もいます。 小型車がいっぱいになるほどの乗車率で住民待望のバス路線だったんですね。

【路線紹介・雄和循環バス（中ノ沢発着）】 雄和ＢＴから神ヶ村・西ノ又・萱ヶ沢を経由して中ノ沢に向かいます。 行きは「高尾ライン」、帰りは「ダリアライン」となります。 雄和ＢＴを出たバスは、すぐ雄物川を渡り相川地区。県道９号線を走ります。 戸米川小学校の近くには移転してきた農業試験場があります。 石川は「高尾ライン」の元となった高尾山への入口です。ここから国道３４１号線。 新波（あらわ）地区はこの先の地区の人々が買い物や病院なのでやってくる大きな地区です。 新波地区を出ると右折して、西ノ又へ。途中ふるさと温泉は雄和のおじいさんおばあさんの憩いの場です。 西ノ又まで行くと同じ道を戻る。ユーグルは行ったりきたりがとても多いです。 先ほどの交差点で右折。県道１０号線を進みます。萱ヶ沢地区、命ヶ沢まで行き、戻る。 中央交通時代、萱ヶ沢線はここ命ヶ沢が終点でした。萱ヶ沢下丁まで戻ると左折。 狭い山道を延々走っていきます。１０分ほどで終点中ノ沢。のんびりとした山間の集落です。