羽後交通
みつまたおんせんいりぐち
三ツ又温泉入口
横手バスターミナルから40分(山内中学校入口経由)、横手市山内三又にある終点です。
三ツ又の集落を抜け、少々走った「甲松沢会館」の前が終点です。「温泉入口」を名乗っていますが、三又温泉の一軒宿にはまだ1km以上の距離がある上、その宿も2013年に閉館しています。 バス停の少し先、会館の隣に小さな折返場所があり到着したバスは発車までしばらく待機します。

バス停ポール。
一時期は折れ曲がっていましたが、後に交換されました。

(左:終点から相野々方向・右:左写真の反対方向)
集落の外れにバス停があります。この先に行くと三ツ又温泉。 温泉に近づけるために路線を延長したとのことですが、先に書いたとおり、温泉まではまだ1kmほどあります。

折返場所はバス1台分ほど。 元々は1つ手前の三ツ又発着であった時代が長く、ここまで延伸されたのは平成初期のこと。その後もしばらくは三ツ又発着や南郷発着などもあったようですが、現在はすべての便がここまでやってきます。

甲松沢会館の前にバス停があります。
この場所は「甲」「松沢」地区の境界にあり、双方の地区で使用する会館ということなのでしょう。

のどかな終点。やってくる車も少なく、静かに時間が過ぎていきます。

冬の三ツ又。
こちらは鶴ヶ池荘経由の便。元々は山内中学校入口経由とほぼ交互に運転されていましたが、最終的に1日1往復のみの運行となりました。鶴ヶ池荘への便を図って設定されたようですが、温泉正面まで入らないことや、そもそもバスで訪れる利用者が少なかったようで、2012年3月末で廃止となっています。

三ツ又温泉方向。この先の県道40号線は三ツ又温泉付近から東成瀬村入道まで通年大型車通行不能の上、冬季には閉鎖となります。そのためか車の通行はまったくありませんでした。

(左:相野々付近・右:鶴ヶ池荘入口付近)
全体的には比較的広い道路を走る山内線ですが、相野々付近には少々狭い区間もあります。 鶴ヶ池荘入口経由の鶴ヶ池荘入口付近。山内中学校入口経由より少し長く国道107号線を走ります。

在勤もある山内線。かつては終点だった1つ手前の三ツ又に車庫があります。
今にも崩れそうな車庫がバスの運行を支えています。

(左:2016年9月訪問時の車両・右:運賃表)
何度か訪問していますが、最近は専ら一つ目RJ。一時期は湯沢に転属していましたが、再び戻っています。

2011年訪問時の車両。
当時既に横手に2台となっていた5Eで。実はこの前にも一度、メロディバスでの運行だった冬至に訪れているのですが、写真は残っていません...。

おまけに昔の運賃表。左が山内中学校入口経由、右が鶴ヶ池荘入口経由のもの。 増税前は横手バスターミナルから880円でした。 山内中学校入口経由の運賃表は平鹿病院始発。現在はありません。

2014年10月訪問時には夕方の訪問。 夕方の雰囲気もまたよいですね。
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旧山内村方面に向かう唯一の路線。数年前までフリー区間はメロディバスでしたが現在は廃止されています。相野々まではほぼ国道107号線を走行。一部川を渡り小さな集落へ寄り道をしますがこれは最近になってからのよう。相野々からは山間の道を三ツ又へと向かいます。2014年現在、鶴ヶ池荘入口経由や平鹿病院直通便も無くなり、横手バスターミナル〜三ツ又の1系統が残るのみとなっています。2013年11月には三ツ又温泉も閉館し、路線の先行きが気になります。

○周辺地図

2011年7月3日・2012年3月18日・2014年3月22日・4月26日・10月25日・2016年9月3日訪問
2012年2月1日公開
2014年1月21日更新
2016年11月7日更新

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