湯沢営業所から69分、横手バスターミナルから82分、雄勝郡東成瀬村椿川にある終点です。
岩井川から延々と国道342号線上を走ったところにある終点です。 写真左手を成瀬川が流れています。小さな集落の入口付近にバス停があります。 かつてはこの先、秋田県側の最終集落となる桧山台まで運行していましたが、 2006年、利用者の減少からこの草の台まで区間が短縮されています。


バス停ポールと折返場所の看板。
未だに「桧山台」の文字が残ったポールが沿線には多く見かけられました。 近年新設された折返場所には珍しく、廃バス停の再利用ながら駐車禁止の看板が設置されていました。


(左:終点から湯沢方向・右:左写真の反対方向)
草の台集落。あまり民家は多くありません。 ここに到着したバスは右写真右側の民家の途切れたところにある丁字路から右の県道に入り、150mほど行った折返場所で待機をします。


折返場所。
集落のはずれにバス1台分が舗装された折返場所が設けられています。


紅葉に染まる木々に囲まれた折返場所。
1時間を越える路線を走破した老兵は折返しまでしばしの待機です。


折返場所から草の台バス停方向。
集落からだと、少し下ったところにあります


折返場所の脇を流れる成瀬川。四季折々の姿を見せてくれます。 左は10年4月撮影。雪解け水が轟々と音を立てて流れていました。 右は13年10月。雨のため多少増水していましたが丁度紅葉の見ごろでした。


写真は10年4月に撮影した、折返場所へ道が分岐する地点から桧山台・県境方面。 看板に「小安温泉椿川線」冬季通行止め文字がありますが、これは丁度折返場所の前を通る県道のこと。折返場所のさらに先、菅の台から湯沢市皆瀬上生内まで冬季通行止めとなります。この区間は未改良の山道とのこと・・・
国道342号線もこの先桧山台から先が冬季通行止めですが、当時は岩手県側が地震被害のため通行できない状態でした。10年5月30日に復旧・開通しています。


(左:13年10月訪問時の車両・右:運賃表)
乗車したのは「か78」。最後の都営5Eです。この年の3月も同じ車両で草の台を訪れていました。運賃表は雄勝中央病院発草の台行きのもの。湯沢営業所からでは1,330円です。


初めての草の台は10年の4月、横手・平鹿病院からの便にて。 方向幕の「横手駅前経由」がなければ、横手からの便だとはわかりませんね・・・


(左:10年4月訪問時の車両・右:運賃表)
乗車したのは都営のRJ。この車両、14年2月現在は横手営業所にて活躍しています。 運賃表はもう見る気をなくすほどの細かさ。横手バスターミナルからは1,400円でした。
ちなみに雄勝中央病院からは1,440円、平鹿総合病院からも1,440円となっています。


13年3月の草の台。
「バス停はこの辺」と言われたものの、完全に雪の中・・・ 周りは私の背丈どころかバスの高さに迫る雪の壁でした。

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湯沢管内の長距離路線といえば、この岩井川線でしょう。最長距離を走る平鹿総合病院〜草の台の系統は1時間22分という所要時間です。 旧増田町の中心部を過ぎた彦六塚前から各終点まではフリー乗降区間となっており、フリー区間での乗降も目立ちます。岩井川を過ぎると大きく景色が変わり、時折開拓地のような集落を見ながら終点の草の台へと向かいます。


○周辺地図


2010年4月10日・2013年3月9日・10月26日訪問

2011年1月20日公開
2014年3月23日更新

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