大曲BTから37分、大仙市太田町川口にある終点です。
永代方面へ向かっていた路線がここで打ち切られたため、中間停留所のような雰囲気があります。
千屋線自体は美郷町(旧千畑町)方面へ向かう路線ですが、終点付近で再び大仙市に入り、集落の中の川口で終点となります。


停留所ポール。永代・奥羽山荘の文字を読み取ることができます。
※カーソルを乗せると2011年2月訪問時の写真になります。


(左:バス停から千屋方向・右:バス停から長信田方向)
県道50号線。集落内は少々狭くなっています。ここから長信田方向へは横沢経由の長信田線が永代もしくは奥羽山荘から運行していましたが、現在は通常のバス路線はなくなっています。バスはこの先の折返場所まで回送します。
現在は中里温泉と永代会館前を結ぶ太田地域コミュニティバスが週に1回のみ運行するのみです。


(左:川口の集落内・右:バス停から永代方向)
小さな集落がバスの終点。永代方面に向かうバスは上に書いたようにコミュニティバスが走るのみです。


そのコミュニティバスは羽後交通のバス停から少々長信田方向に向かったこのポールから発着します。週に1回しか来ないバスなのに結構立派です・・・


千屋線の折返場所。バス停から400mほど離れた川口川を渡る川口橋の袂に設けられています。


(左:折返場所から川口バス停方向・右:折返場所から長信田方向)
川口橋はバス路線が廃止になってから架け替えられたもの。工事期間中はこの折返場所が使えなくなったため別の場所で折り返していました。


終点の近くにある神明社という神社。元々は毘沙門天を祀っていましたが、現在は祭神を天照皇大神とし社名を神明社と改められていますが、「毘沙門さま」と呼ばれることが多いようです。境内の樅の木は大仙市の天然記念物となっています。


終点付近からは奥羽山脈が望めます。大曲から仙北平野、奥羽山脈方面へ向かう路線はこの路線と長信田線くらいになってしまいました・・・


水田のど真ん中で再び大仙市に戻ります。奥の民家は川口集落。町境には一応小さな橋が架かっています。 「大仙市に戻る」とはいえ、市町村合併前は太田町だったわけですが・・・


(左:通常時の折返場所・右:訪問時の折返場所)
普段は橋の手前にある折返所を使用していますが、橋の改修工事のための詰所用地となったため、
2011年の訪問時は橋を渡った先で折り返していました。


2012年4月訪問時は元都営のLR。
この型の車も少なくなりまして・・・訪問時点ですでに大曲と横手に1台ずつだったと記憶しています。


(左:2011年2月訪問時の車・右:運賃表)
11年2月の訪問時は今や羽後交通の“顔”とも言える元臨港バスのLVキュービック。 いつの間にか臨港バスの中古も多くなりました。
運賃はバスターミナルから750円。かつての千屋経由奥羽山荘で870円。そのくらい路線が短縮されています。

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「千屋経由」まではなんとなくくたびれているのに、「川口」は真新しい書体で字もしっかりしている方向幕。 このタイプの幕は元々あった「千屋経由 奥羽山荘」の「奥羽山荘」だけを書き換えたもの。経費節減でしょうね。 バスは大曲バスターミナルから東へ。仙北総合支所を通り千屋地区へ向かいます。 千屋地区には美郷町役場もあり、一部区間は角館六郷線とルートが重複します。 一丈木バス停を過ぎると進路を北に変え、右手に奥羽山脈を望みながら、黒沢を過ぎると再び大仙市に入り終点の川口に到着します。


○周辺地図


2011年2月26日・2012年4月14日訪問

2011年4月5日公開
2013年2月20日更新

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