岩泉自動車運輸
からち
唐 地
岩泉病院から70分、下閉伊郡岩泉町釜津田にある終点です。
岩泉線の駅もあった大川から更に山間部の県道を大川に沿って進み釜津田地区へとやってきます。神社の前にある「釜津田」を過ぎて更に数分、小川のようになった大川の橋を渡り終点の唐地に到着します。到着したバスは公民館横の狭いスペースにバックで突っ込み方向を帰ると公民館の前で発車まで待機します。

バス停ポール。
岩泉運輸の標準的なものです。平日・土曜日には3往復、日曜祝日には2往復の運行ですが最終便は唐地行きが下車専用運行、岩泉行きが前日までの予約運行となります。

(左:終点から大川、岩泉方向・右:左写真の反対方向)
県道171号線上に位置しています。道は区界方面に続いていますが「険道」のようです。ここまでも十分険道でしたが……。周辺には家々が散在しており、へき地のような山中とは思えない風景です。

バスは公民館横の余地で待機します。昼の便は1時間以上待機しますがここでのんびりと過ごすのでしょう。

横のスペースで方向を変えます。

唐地公民館。国鉄時代は一つ手前の釜津田までの運行だったようです。

牧歌的な風景が広がります。

大川に沿った険しい道を走ってきます。岩泉はどこに行ってもこんな風景の奥に家があるのか?というような場所ばかりです。

乗車したのはリエッセ2。ワンマン機器はサンパワーおおかわですべて区切られていますが直通運賃が設定されており、運賃は始発の岩泉病院から890円でした。
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予約しない場合、土日祝日に往復できるのは早朝の1往復だけ……。割と乗車難易度の高い大川・釜津田線。サンパワーおおかわまでは岩泉線代替の茂市岩泉線も通り、そちらの方が運賃は格段に安くなっています。この国道区間でさえ、結構な酷道。途中岩泉ではお馴染みボンネットトラックなどとのすれ違いも頻繁にあります。サンパワーおおかわでワンマン機器の系統を変え更に山間部へ。途中外山を経由します。この区間は大規模林道となっており、ここまでの県道より立派な道……。再び険道に戻り釜津田へ。中学校は閉校したものの小学校は残る大きな集落です。バスは更に進み終点の唐地へ。発車までは10分ほど。朝のまだ涼しい空気を吸って折返しのバスを待ちました。[2024/04]

○周辺地図

2024年4月29日訪問
2024年5月5日公開

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