角館営業所から３４分、仙北市田沢湖岡崎にある終点です。 舗装された２車線の道が途切れる地点に終点の折返場所があります。 終点のすぐ脇に木造の倉庫、少し手前に１件の家があるほかは何も無い、山間の終点です。

バス停ポール。 一時期、プラ板にシールで停留所名を貼り付けていた時期がありましたが、ここのポールはそのときのもの。 比較的新しいものなのですが、色あせてしまっています。

終点から神代方向。 辰子の生家跡は、右手の住宅付近のよう。神成沢にはこの１件しか家は見当たりませんでした。 終点の奥には神代林道の入口が。除雪されているのはここまででした。

終点の奥には神代林道の入口が。除雪されているのはここまででした。 この先、どこかに通り抜けられるわけでは無いようです。

乗車したバスは元臨港バスの６３４号車でした。 角館の車両にはデジタル運賃表が搭載されているため、三角表を掲示していませんでした。 −−−−− 「昔々、神代の院内に神成沢という・・・」というような出だしで始まる昔話“田沢の辰子”。 終点の名前になんとなく聞き覚えがあったのは幼いころに読んでもらった昔話のせいでしょうか。 もっと民家があるのかと想像していたら、ほとんど民家の無い、山に囲まれた静かな村でした。 今はなき、上桧山を髣髴とさせる終点ですが、こちらも３月末での廃止が決まりました・・・