気仙沼市役所前から27分(台経由)、気仙沼市細尾にある終点です。
川沿いの集落にある終点で、バスは路上で待機します。 終点ではありますが運行経路の都合上、この終点を跨いでの乗車も可能で、乗客も乗ったまま発車を待ちます。 この付近は「山全体が化石」といわれるほど化石が取れるという事で知られているようです。


バス停ポール。
一般的なポールが使われています。


(左:終点から気仙沼方向・右:左写真の反対方向)
ここから気仙沼方面は2車線ですがこの先は道幅が狭くなっています。 この先は行き止まりのようで、交通量もほとんどありませんでした。


折返しは民家の入口を使って行います。
バス停もその脇に立っていますが・・・


写真奥から待機場所→バス停→折返場所で 写真右手の濃緑の屋根は待合所。「上八瀬停留所」と大書きされていました。
※カーソルを乗せると待合所が拡大されます。


月立学校前付近、途端に狭くなります。乗っているのは中型バスなんですが・・・


乗車したのは元都営のRJ。塗り替え済みの車だったのは少々残念でしたが、 乗りたかった車です。MJじゃなくてよかったなぁ。


運賃表。
左が上八瀬到着時、右が折返し気仙沼市役所前到着時のもの。 新月線の上八瀬系統は独特の運行経路で台経由の上八瀬行きは早稲谷経由の気仙沼行き、 その逆、早稲谷経由の上八瀬行きは台経由の気仙沼行きとなります。 要は循環線のような扱いになっており、運賃計算も実乗距離ではなく、最短距離で計算されます。右写真の運賃表の一部が消えているのは往復とも同じ区間を通る部分で、新月公民館を過ぎたところで消えました。

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休日には台先回りの系統しか運行されませんが・・・
不思議な新月線上八瀬系統。地図上に表すと税務署の地図記号みたいな経路です。 国道284号線と分かれるのは八瀬橋付近。途端に頼りない感じの道路になります。道は狭くなったり広くなったりしながら月立学校前。現在は新校舎に移っているものの旧校舎も残っています。途端に狭くなり、塚沢・下八瀬まで狭隘区間が続きます。 ここで県道209号線と合流し終点上八瀬まで2車線です。 復路の早稲谷経由は下八瀬までは往路と同様でその先も県道209号線を走行。わずかながら狭い区間もありますがほとんどの区間が改良済み。国道45号線のジャンクションの脇で国道284号線に突き当り、独自区間は終了です。意外だったのは休日にも関わらず乗客がいたことと、その乗客は台側で乗ってきてそのまま上八瀬を通りすぎ気仙沼市街までの乗車。地元の方にとっては普通なんでしょうが、初めて来るとなんとなく戸惑いますね・・・[13年1月]


○周辺地図


2013年1月13日訪問

201311月10日公開

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