高萩駅前から47分（松岡公民館前経由）、高萩市大字上君田にある終点です。
高萩市の山間部、常陸太田市との境にほど近い上君田地区までバスが運行されています。上君田簡易郵便局近くの県道上にバス停があり、到着したバスは少し先の広くなった路上で折返し回送となります。

バス停ポール。
「上君田郵便局」となっており、掲示の時刻表類もその名前になっています。月・水・金曜日の週3日運行で、朝に高萩駅行き、午後に上君田行きの1往復の運行となっています。

（左：バス停から高萩駅方向・右：左写真の反対方向）
のどかな風景の中に2車線の県道22号線が続いています。この先、里美地区の漆平を通り里川方面へと県道は続いていますが、徒歩連絡してもバスに乗り換えることは事実上不可能です。

少し奥の道が広くなった地点で折返します。

上君田簡易郵便局。バス停前から少し集落に入ったところにあります。

以前は1つ手前の上君田が終点となっていました。
十字路で転向し、バス停前にて待機していたようです。国鉄バスの路線もあり、日立電鉄と国鉄バス、双方が乗り入れていた時期もあるようですが、全て撤退してしまい、高萩市が茨城交通（旧・日立電鉄交通サービス）に委託し代替運行を行っています。

小山〜下君田は狭隘区間が続きます。 近隣に広い県道が通っているため、交通量はほとんどありません。この区間の通行のためマイクロバスで運行されていた時期もあるようです。

少し早くやってきたバスは、発車までしばらく時間調整をしていました。

乗車会では旧カラーのLRにて...。

（左：乗車した車両・右：運賃表）
乗車したのはリエッセ。高萩営業所の生き残りで、代替バスを含め、基本的に高萩地区で使用されています。運賃は高萩駅前から390円です。運賃表は高萩駅前到着時のものですが、代替区間から乗車した場合は必ず390円になります。（一般路線の高萩駅前〜関口と同額）

1往復という最小限の本数ながら、行き帰りでルートが微妙に違うというとんでも路線。単独区間でのルート違いではないのが幸い...。
朝の上君田発に乗車。始発の郵便局入口では先客が2人おり、一応は利用があるのだなとわかります。狭い区間を抜けて横川へ。話を聞いていると横川からも乗車がある時があるようですが、この日はなく。広域農道を走って若栗へ。日立電鉄時代は若栗発着なんて便もあったようですが遠い昔の話。菅の沢を経て関口へ。朝の高萩駅行きは協同病院を経由。午後の上君田行きは経由しないので...。川側を過ぎて松岡公民館という経路は千代田行きと同様。福祉センターを経由して高萩駅前へ。皆、高萩駅前まで乗り通していました。［19/05］