但沼車庫前から23分、静岡市清水区中河内にある終点です。 途中狭い区間もある県道195号線を走り、小さな橋を渡ったところに終点のバス停があります。山梨県との県境が近いものの、この先の通り抜けはできず、ほとんど交通量はありません。 砂利敷きの折返場所が設けられていますが、敷地には奥行がなく、路上も使い後退して入ります。


バス停ポール。
自主運行バス両河内線で使用されている独自仕様のもの。 事業主体である静岡市のほか、運行を行っているしずてつジャストラインの文字もあります。


(左:終点から但沼車庫方向・右:左写真の反対方向)
写真の道路が県道195号線。周りは静かな集落です。 道幅はこの辺りはそれなりにありますが・・・。
右写真側が山梨方面。道は山梨県南巨摩郡へと続いていますが、県境区間は不通となっています。


砂利敷きの折返場所。しずてつでは「反転地」と呼称します。
但沼車庫からは23分と近い距離ですが、板井沢格納となるダイヤがあり、 毎晩1台が駐泊となります。


終点手前の橋を渡ると道は二又に分かれています。
写真右奥側の道に頭から突っ込んだ後、後進して反転地に入ります。


終点脇の橋の上から。 左が下流側。左の車が停まっている場所が折返場所ですが、 その裏手で川が分岐しており、そこから奥が中河内川、手前と右写真が湯沢川です。


あまり長くない路線ですが途中には狭い区間も。意外と乗りごたえはあります。
車窓には新東名も。


昭和62年6月より、静岡鉄道バス三保山の手線の一部廃止に伴い、廃止代替バスとして運行開始された清水市自主運行バス。合併に伴い静岡市に引き継がれ、また法律の改正に伴い再度しずてつの4条路線となり現在に至っています。
自主運行バス専用車も用意されていましたが、現在は写真のリエッセを残すだけとなっています。14年12月現在はこの車両が板井沢に駐泊する車両となっています。


平日には途中の高瀬から分岐し、大平系統の途中経由地でもある和田島を経由する便が設定されています。幼稚園の前で転向し、再び高瀬まで戻ります。
幼稚園への通園や、診療所への通院を目的に近年できた便だそうですが、利用は数人の児童だけとのことです。(大平系統車内より撮影)


(左:乗車した車両・右:運賃表)
乗車したのはKC−のLR。しずてつの通常カラーとなっています。 ICカードも使用可能で、完全に普通の路線バスです。
液晶運賃表が設置されており、始発の但沼車庫前からは460円でした。

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ネットで見かけた但沼車庫が気になって出かけた年末。
1路線目が板井沢系統。4名ほどの乗車で但沼車庫前を発車。 意外と乗るなと思ったら数停留所先の高瀬で2人が下車。 バスは中河内川沿いに進み、新東名の下をくぐります。 車内では対岸に寺がある、なんて話で盛り上がっています。 他の利用者は中河内学校前、中河内で下車し、車内は私1人に。 谷は深く、日陰となっている道はまだ凍っているところも。 生協の配送車を追い越し、終点の板井沢に到着です。 のどかな午後、数分の待機時間で折り返しました。 [14/12]


○周辺地図


2014年12月27日訪問

2015年4月5日公開

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