上野原駅から55分、上野原市西原にある終点です。
上野原市北西の西原地区、さらにその奥の飯尾がバスの終点です。夏季にはこの先小菅の湯・松姫峠までの運行がありますが、ほとんどはこの飯尾で折り返します。2階建ての車庫があり、バスはそこで折返します。

バス停ポールと折返場所の看板。
どちらも新しいものでした。

（左：終点から上野原駅方向・右：終点から小菅の湯方向）
上野原からは1時間ほど、のどかな山間の集落です。道が高度を更に上げはじめる手前にバス停があります。周辺はまとまった集落となっています。

2階に休憩室を備えた車庫。とはいえ2階は既に使用しておらず、この場所での夜間留置もありません。ただの折返場所としての機能だけが残っています。始発最終は沿線にある原バス停に隣接した車庫へ入庫します。

途中は狭い区間が続きます。

（左：乗車した車両・右：運賃表）
乗車したのはRJ。この日は中型車でしたが、休日には主に大型車が充当されるとのこと。エルガもこの車庫に入れるのだとか。正面の道も狭く一発で曲がるのはギリギリとのこと。運賃は970円で、上野原管内では最も高額なよう。

時間があったので乗車した飯尾行き。古びた板床のレインボーがいい味出してまして。それなりに乗客がいたのは上野原市街地までで、数人を乗せて棡原へ。棡原から先は狭隘路が続きます。ウネウネと山道を走り、西原へ。西原では集落内を走り、激狭なクランクを抜けて原。ここには独特な形の車庫があり、現在も現地出退勤となっています。その先の下りの左カーブは侵入を間違えると大型車ではつっかえてしまうとか。川沿いの狭隘区間を抜けると間もなく終点の飯尾。車庫に入ってしばらく休憩です。［17/12］