=2012年6月24日路線廃止=
(陸前高田市路線バスに移行)



鳴石団地前から43分、陸前高田市広田町にある終点です。
震災後、広田までの運行だった広田線を黒崎入口経由で延長し、広田半島を一周して一旦経由した広田小学校まで戻ってくる運行となっています。 朝に高田行き、午後に広田行きの1本ずつが運行されるだけのため、到着したバスは そのまま回送していきます。


バス停ポール。
元々矢の浦線が使っていた停留所を発着するのですが、ポールは震災で流失してしまい、残った待合所の柱に時刻表が張り付けられていました。広田線で使っていたポールは両方向とも残っています。


(左:終点から黒崎入口方向・右:終点から矢の浦方向)
津波の被害により、付近の高田高校広田校舎や広田中学校は被災。 付近の民家も多く流されたようです。
右写真の交差点の右方向が小友方向。小友方向から来たバスはそのまま交差点を直進し広田方向へ。 その後、黒崎入口を経由して、再び左写真の方向から広田小学校へやってきます。


高台にある広田小学校。校庭は仮設住宅の用地として使われていました。
周辺の高台も使える土地の多くに仮設住宅が建設されています。


広田小学校下の十字路。ここの十字路は特徴的。四方すべての道が県道38号線。 矢の浦方面から下ってくる道に設置されている青看だけはすべての方向に38号線の文字が書かれています。
※カーソルを乗せると青看が表示されます。


未だに陸地に水がたまっているようなところが残っています。
元々あった防波堤も、無残な姿なまま残されています。


始発の鳴石団地にやってくる青銀エルガミオ。
元々の広田線は海沿いに小友まで運行、広田半島の東側を走り広田に向かう路線でした。
現在は津波により市街地が壊滅してしまったため山手の鳴石団地が始発となっています。
山側にできたバイパスを通り、小友地区へ。小友地区も小友駅周辺が完全に更地状態のため駅には入らず、広田小学校方面へと向かいます。広田小学校、広田泊を過ぎ広田へ。バスの終点となっていた広田も海沿いの民家は鉄筋の商店を残して何もない状態に。元々矢の浦線の経路であった黒崎入口を通り終点の広田小学校に到着します。

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長年県交通が運行を続けた広田線ですが、訪問の翌日6月24日の運行を持って県交通での運行を終了、25日以降は別会社のマイクロバスによる運行に切り替わっています。


○周辺地図


2012年6月23日訪問

2012年9月13日公開

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