=2012年3月31日路線廃止=
(由利本荘市コミュニティバスに移行)
羽後交通
はびろ
羽 広
本荘営業所から70分(石脇経由)、由利本荘市羽広にある終点です。
中田代線の2つある終点のうちの一つで、曲沢から分かれ東に進んだ羽広地区にあります。 終点には木造の車庫があり、バスはそこへ入り、折返し待機します。 本荘からの最終便は泊まりのダイヤになっており、乗務員さんは車庫で一夜を過ごします。

バス停ポール。車庫内に設置されています。

(左:終点から本荘方向・右:終点から大曲方向)
終点は小さな集落内にあります。車庫の正面は商店です。 近くには畜舎があるなど、のどかな光景が広がっています。

車庫前の路上が広くなっており、そこでスイッチバックして車庫に入ります。 そこそこの待機時間があるので、乗務員さんは併設された休憩室で休みます。

車庫の中に休憩室の入口がありました。
最終便の乗務員さんは古びた車庫のこの休憩室で一夜を明かします。

車庫はかなり年季が入っています。ボンネットバス時代の建築なのか、 現代の大型バスは頭がはみ出してしまいます。 羽後交通にはこういった車庫がある終点が点在していましたが、路線の大幅な廃止で数を減らしています。

車庫から顔を出す5E。

小道の先に車庫があります。

羽広車庫で夜を明かすバス。
先に書いたように羽広宿泊となる便があります。この日はたまたま5Eが充当されていました。

路線廃止のお知らせ。
以前この記事には「この終点にバスがやってこなくなるのも、遠い先の話ではないのかもしれません。」と記述していたのですがそのとおりになってしまいました。

最後の訪問となったのは2012年3月29日。
新潟から来たというバスファンの方と一緒になりました。 古びた車庫にバスが入っている風景を見るのもこれが最後となりました。
乗車したのは矢島在勤の185。5Eでないバスで訪れたのは最初で最後でした。

(左:2010年10月訪問時の車両・右:運賃表)
最初の訪問は2010年10月。雨の中の訪問でした。 あいにくの天気でしたが、立派な車庫と周囲ののどかな風景を堪能し30分の折返時間があっという間に過ぎてしまいました。

乗車したのは「第一病院・下川大内小学校経由」の便。両方を経由するのは当時昼の1便だけだったように記憶しています。運賃表にも「12:55」と書かれていますね。

(左:2012年3月13日訪問時の車両・右:運賃表)
2度目は廃止間近の2012年3月上旬。平日ということで子吉小学校スクールの間合いでやってきた5Eでの訪問。ベーシックな羽広幕・・・ということで、石脇経由でした。 雪がまだ残る中、終焉迫るこの風景を写真に収めていました。

○周辺地図

コミュニティバス移行後の終点はこちら
2010年10月9日訪問・2012年3月13日・28日・29日訪問
2011年4月11日公開
2016年4月1日更新
中田代線・曲沢〜羽広は2012年3月31日をもって廃止となりました。
翌4月1日より由利本荘市コミュニティバス羽広線が上川大内出張所〜羽広を運行します。

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