郡山駅前から16分、郡山市荒井町にある終点です。
小野方面に向かう路線と大平入口で別れてから、のどかな風景の中をしばらく走るとたどり着くのが終点の荒井です。 到着したバスは周辺の道路を巡るようにして折返し、広くなったバス停前で待機します。

バス停ポール。
標準のポールのほか、古いものが残っていました。

トタン張りの待合室も健在です。

（左：終点から郡山方向・右：左写真の反対方向）
非常に交通量の多い県道297号線沿いに位置しています。荒井の集落へはバス停の脇から入って行きます。三春町との市町境に接していて、古くは三春まで、その後もこの先三春町内の斉藤まで運行されていたようですが、現在では郡山市内で完結するようになっています。

終点は広いスペースがあり、展開できる広さもあるように見えますが、交通量が多く難儀するのでしょう。訪問時はかつて路線の合った斉藤付近まで向かい、ぐるりと周辺の道を回って戻って来ていたようです。

（左：乗車した車両・右：運賃表）
乗車したのは古めのMK。かつて三春方面まで運行していた名残か、郡山市内の路線にも関わらず船引の担当となっています。運賃は440円でした。

終点付近の周辺には団地があり、郡山駅方面とを結ぶ路線が設けられていますが、この蒲倉線は我関せずと昔からのルートを走行しているようです。日に2往復と少ない設定で、単独区間の乗客は皆無でしたが、いつまで走るのでしょう...。［18/02］